ウクレレを楽しんでいく中で、どうしても消耗していったり、劣化したりするものがあります。
その中でも、特に初心者の頃から継続して消耗していくのが “弦” だと思います。
そういえば、ウクレレ初心者のまめ太郎も、弦交換をしてみたいようですよ・・・

ウクレレの弦を交換してみたいな🎶
どんなのが良いかな〜
ん❓
ナイロン弦・・❓
ブラックナイロン弦・・・❓
フロロカーボン弦・・・・・❓
ナイルガット弦・・・・・・・❓
ハイG❓ローG❓
じゃかぁしいやっっっ💢
なんのこっちゃですよっっ‼️
こんなに種類があったらわけがわからないよぉぉぉ💦



まめ太郎落ち着いて💦
確かにウクレレ弦と一口に言っても、数多くのメーカーから出ている上に、弦の素材の違いから、音程の違いまであるから、迷ってしまうようね。
それじゃあ、弦の種類について、今まで数々の弦を張り替えてきた実体験も含めて説明していくよ🎶
ウクレレ弦の素材
ウクレレに慣れてきて、最初に張ってある弦から、いざウクレレの弦交換をしてみたいと思って検索してみても、
◯ナイロン弦
◯フロロカーボン弦
◯ナイルガット弦
と、ざっくり分けてもコレだけの種類があります。
そのうえ、下記のように表記されて売っている、音が変わってくる弦まであるのです。
◯Hi-G
◯Low-G
これは何が違うかというと、その弦の素材が違っているのです。
結局、おすすめの弦の素材は?



同じウクレレの弦なのに何が違うのっっ❗️❓💦
迷っちゃうよ(ガーン)
それで、結局何を選んだら良いの❓❓
自分の好みが一番‼️
・・・というのを大前提にしつつ、とはいえ、全くどれを選べばよいか分からない初心者の方は、
フロロカーボン弦
をおすすめします。



なぜナイロン弦やナイルガット弦ではなく、
フロロカーボン弦がオススメなのか、
順を追って説明しましょう。
ウクレレ弦、全般の特徴として、
弦が柔らかいことが挙げられます。
それは、ギターなどの鉄弦と比べて、指が痛くなりにくく、弾きやすいというメリットがあります。
しかし、柔らかいということは、伸びやすいことともイコールなんです。
伸びやすいということは、チューニングを合わせても、伸びてしまって音がズレやすいというウクレレのデメリットにもつながるんです。
しかし、そんなウクレレ弦の中でも「フロロカーボン弦」は、比較的このデメリットを解消してくれているんです。
フロロカーボン弦の魅力
フロロカーボン弦の特徴は次の3つです。
◯細い素材のため、弾きやすい
◯比較的伸びにくく、チューニングが安定しやすい
◯メリハリのある音色
そもそも、「フロロカーボン」とはどんな素材なんでしょうか?
元々は、釣り糸に使われることの多い素材が「フロロカーボン」なんです。
釣り糸をイメージしてもらえれば、何となくこんな感じかなとわかってもらえるかと思います。
釣り糸って細いイメージがありますよね。
その細さが弾きやすさにつながっています。
また、比較的硬い素材であることも、特徴の一つです。
ナイロン弦と比較すると硬いことで、伸びにくく、チューニングしやすい。
そして、音色についても特徴があります。
多少主観も入りますが、硬さがあるのでメリハリのある音色なんです。



へぇ〜〜
なるほどぉ✨
だから、初心者のぼくにもオススメなんだね👍
んっ❓
そしたら、ナイロン弦とかナイルガット弦とは何が違うの❓



それぞれ特徴があるよ✨
順番に見ていこう🎶
ちなみに私はナイロン弦が好きなんだ👍
ナイロン弦の魅力
ナイロン弦の特徴は次の3つです。
◯太い弦であることが多いが、柔らかくて弾きやすい
◯柔らかいので、伸びやすくチューニングが安定するまで時間がかかる
◯甘い、奥行きのある音色
今でこそ、フロロカーボン弦が多く出回っていますが、
ほんの一昔前までは、ウクレレの弦といえば、ナイロン弦でした。
ウクレレってこんな音色かなって、思い描く音はきっとナイロン弦の甘い音色ではないかと思います。
音は太く奥行きのある印象で、ウクレレ独特の響きも楽しめると思います。
個人的には、一番好きな弦の素材ではありますが、唯一にして最大の難点があります。
それが、伸びやすく、チューニングが安定するまで時間がかかるということです。
これが、時折目にする、「ウクレレはチューニングが不安定で弾きづらい」
という、ウクレレのマイナスポイントとも言えます。
一度安定してしまえば、その後は大きく狂うことも少ないので、気にならないのですが^^;
ちなみに、ブラックナイロン弦は、基本的にはナイロン弦なのですが、一般的な透明だったり白いナイロン弦と比べると細い弦です。
そのため、弾き心地も変わってきますが、個人的には一般的なナイロン弦よりもよりツルツルとしている印象があります。



ふ〜ん・・・
だから、気に入っているのに一番のオススメにならないんだね💡
じゃあナイルガット弦てやつはどうなの❓
ナイルガット弦の魅力
ナイルガット弦の特徴は次の3つです。
◯ナイロン弦とフロロカーボン弦の中間ほどの太さでバランスが取れている
◯チューニングもナイロン弦と比べると安定しやすい
◯特徴的な音色で、昔ながらのウクレレの音色を感じられる
ナイルガットの“ガット”とは、英語表記で“Gut”であり、意味は「内臓、はらわた」なんです。



えっっ❗️❓
なんで急に怖い話❓
グロい話は聞きたくないよっっ💦



大丈夫👍
怖い話じゃないよ✨
元々、歴史を遡ると、ウクレレという楽器ができた当初に弦に使われていた素材は、羊の腸だったそうなんです。
だから、ガットとは内臓という意味であり、現在でもウクレレの弦として名前が残っているのです。
ナイルガットは「ナイロンで出来たガット」だから、ナイルガットと言うそうです。
始めのウクレレの音色を目指そう❗️そのためにはガットでなければ・・・
そうだ❗️ナイロンでガットのような音色を再現しよう❗️
そんな風に考えられて出来たのが、ナイルガットなのですが、正直あまりおすすめはしません・・・
あまりにも、弦に特徴があり、主張が強い。それは、ある意味でメリットであり、デメリットでもあります。
なぜなら、どんなウクレレに張っても、ナイルガットの音色になってしまうからです。
なので、オススメの使い方は、安価なウクレレに張ることで、一定の音質を確保できることでしょうか。
もちろん、好みの問題なので好きな方を否定する意図はありませんので悪しからず。



いろんな特徴があるんだね💡
そしたらそしたら次は
ハイGとローGは❗️❓



Hi-GとLow-Gは素材ではなく
チューニング設定の話になるので、別の機会に詳しく説明するけど、
簡単に言うと、ウクレレらしいチューニングは「Hi-G」。
よりギターのように演奏したければ「Low-G」。
と覚えていてもらえれば、だいたい間違いではないよ🎶
まとめ
ウクレレの弦には大きく分けて、3種類あります。
◯ナイロン弦
◯フロロカーボン弦
◯ナイルガット弦
初心者の方へのおすすめは、チューニングの安定性などから「フロロカーボン弦」です。
もちろん、それぞれの弦に良いところもたくさんあります。
また、数多くのメーカーから数多くのブランドが出ていますので、色々なウクレレ弦を試してみることも、
ウクレレの楽しみだと思います。
特に、弦を変えただけで、音色が大きく変わるのもウクレレの特徴ですので、ぜひとも自分にとっての
お気に入りを見つけていって楽しんでもらえたらと思います。
最後までご拝読ありがとうございました。
コメント